「認知症ケア専門士」とは認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた専門技術士を養成し, わが国における認知症ケア技術の向上ならびに保健・福祉に貢献することを目的として設立された 一般社団法人日本認知症ケア学会認定の資格です.
第7回認知症ケア准専門士認定試験 合格発表はこちら
本資格は,一般社団法人日本認知症ケア学会が認定する更新制の資格で,認知症介護従事者の自己研鑚および生涯学習の機会提供を目的に設けられた資格です. 本試験を通じて養成された「認知症ケア専門士」が認知症の人ならびに家族に対して,高い知識と技能に基づくサービスを提供することは,わが国の保険・福祉に大きく貢献されることが期待されます.
本資格は,ケアチームにおけるリーダーや,地域のアドバイザーとして活躍することが期待できる専門士の養成を目的に創設された認定資格です.
上級専門士には,専門職としての倫理観をよく理解し,認知症ケアの方法を自己の経験や科学的エビデンスに基づき説明することができることが求められます.また,ケアマネジメントやチームアプローチについても,同様のことに基づいた実践が求められます.さらに,蓄積した知識や経験を生かし,リーダーや指導者として適切なケアを実施していくとともに,適切なケアやケアマネジメントを新人のケアワーカーや専門士などに指導し,ケアに関する悩みなどを解決するための臨床的支援を行っていくことも求められます.
本学会では学生,家族,市民に対して認知症をより深く理解する機会を広め,誰もが認知症を自身の問題として向き合える環境を整えることで,質の高い介護人材の輩出に繋げることを目的に認知症ケア准専門士制度を設けました.
本制度は認知症ケア専門士/認知症ケア上級専門士が所属し,かつ一定の要件(地域社会への貢献等)を満たす福祉・医療機関等を認定するもので,質の高い介護職員の配置を促進するとともに,地域社会の福祉課題に取り組む機関について,その情報を利用者に提供することを目的としています.