本資格は,ケアチームにおけるリーダーや,地域のアドバイザーとして活躍することが期待できる専門士の養成を目的に創設された認定資格です.
上級専門士には,専門職としての倫理観をよく理解し,認知症ケアの方法を自己の経験や科学的エビデンスに基づき説明することができることが求められます.また,ケアマネジメントやチームアプローチについても,同様のことに基づいた実践が求められます.さらに,蓄積した知識や経験を生かし,リーダーや指導者として適切なケアを実施していくとともに,適切なケアやケアマネジメントを新人のケアワーカーや専門士などに指導し,ケアに関する悩みなどを解決するための臨床的支援を行っていくことも求められます.