認知症基本法のもとで認知症の人と家族の支援を考える

原  等子(新潟県立看護大学)

2024年928日(土) 上越文化会館

単位

開催概要

会期 2024年9月28日(土)
会場 上越文化会館(上越市新光町1-9-10)
大会長 原  等子(新潟県立看護大学)
テーマ 認知症基本法のもとで認知症の人と家族の支援を考える
定員 600名
*定員を超えた場合は,参加を制限することがございます.
専門士単位 7単位(発表 +3単位)
問い合わせ

日本認知症ケア学会事務センター
「北陸・甲信越ブロック大会」係

〒162-0825東京都新宿区神楽坂4-1-1 オザワビル
㈱ワールドプランニング内

(10:00~12:00/13:00~17:00 土日・祝日除く)

TEL:03-5206-7431 FAX:03-5206-7757 
E-mail: office@ninchisyoucare.com

大会長挨拶


2024年より施行される「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」は,認知症があっても住みやすい地域づくりと,認知症の人と家族の尊厳が保たれるケアの充実をその理念に掲げている.介護保険法が施行されてから四半世紀を目前に施行されるこの法律で,私たちはどんな社会をつくっていくことができるだろうか.先人の認知症研究者たちがつくってきた道は,険しい道なき道を切り開いてきたものであった.そこで得た「その人らしさ」を大切にして一人ひとりの「強み」を引き出して,生活にある支障を周りの環境調整で暮らしやすさに変えていくケアの方法は,私たちにとってこれから先を切り拓く重要なツールである.それでもなお,「認知症」に対する不安や偏見は根強く,本人の診断後の苦悩も家族の困難や負担も未だ大きい.認知症の診断後早期の支援も,認知症になる前からの市民の意識改善も,認知症の人が生きにくくならないような医療や介護の体制整備も,課題は山積である.認知症基本法の施行に伴い,介護保険の基本理念である「介護の社会化」と「自立支援」に立ち戻り,私たちは認知症の人と家族にどのような支援をしていきたいのか,今回の地方大会で皆さんと議論したいと思う.


2024年度北陸・甲信越ブロック大会大会長

原  等子

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  • 2024.2.28

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